心臓病のリハビリテーション(急性期・回復期・維持期)

継続が社会復帰を成功させるポイント

心臓疾患のリハビリは発症直後から始まり、一生継続する必要があります。大きく分けると「急性期」、「回復期」、「維持期」の3つの時期に分けられます。急性期は心筋梗塞のカテーテル治療や心臓手術後、危険な時期が過ぎたら直ぐに始めるもので、ベッド上の理学療法から始まり、座る、立つ、歩くなどの基本的な生活動作の回復に努めます。主に理学療法士や看護師などの指導の下で、30m程度の歩行ができるようになることを目標とします。

回復期はICUやCCUから一般病棟に移って、本格的なリハビリを行います。患者の心臓病の状態を評価して、運動負荷試験を行います。その結果をもとに、安全な運動の種類や強さを決めて、運動療法をスタートします。

主に有酸素運動や筋トレを心電図や血圧を調べながら行われます。医師、看護師、理学療法士、管理栄養士、薬剤師などのうち、心臓リハビリの専門的な知識と技術を持った専門スタッフによって行われます。

維持期のリハビリは、社会復帰後、自宅あるいは地域の運動施設などで、長期にわたって行うものです。医療施設で運動処方箋を出してもらい、スタッフの監視を離れて運動療法を継続します。

リハビリを一人で続けるのには強い意志が必要ですが、運動療法コースに参加して仲間と続けるとリフレッシュ効果や、病気や治療に関して互いに悩みを聞いてもらえるなどのメリットがあります。